パーソナルカラー診断を受ける際、
「好きな色がもし似合わない色だったらどうしよう・・・」
と思う方は少なからずいらっしゃいます。
結論から言うと、例え好きな色が似合わないという結果になっても
好きな色をうまく着こなす方法はあるので、全く問題ありません。
もし、自分の気分を盛り上げるためにおしゃれをしたいのであれば
むしろ、好きな色はどんどん着るべきです。
色は、人の気持ちにダイレクトに働きかける力があるからです。
私がパーソナルスタイリングをするとき、
お客様によっては、今好きな色がどんな色なのかを詳しく伺うことがあります。
それは、「人から見てオシャレに見える着こなし」だけでなく、
「自分が着ていて気分がよくなる着こなし」が必要だ、と感じたお客様の時です。
色には一つ一つ意味がありますので、
好きな色を挙げてもらって、そこからその方の心理状態を測ることもあります。
でもそれだけだったら、わざわざ私の所へ来なくてもいいんですよね。
「好きな色でわかる、いまの自分の心理!」みたいなテストが
いくらでもWEBで受けられる時代ですから。
でも実は、一番大事なのは、そういうWEBで検索すれば出てくるような
一般的な色彩心理ではなく
そのお客様だけが持っている、その色の意味を引き出すことなんです。
色は、記憶と深く結びつきます。
昔から苦手な色があるというお客様に、
なぜ嫌いになったのかヒアリングしていくうちに
嫌な思い出と、その色が結びついていた、とわかることもよくあります。
今、その人が好きな色が、その人に取ってどんな意味を持つものなのか・・・
それを理解できてはじめて、本当の意味でその人の気分が盛り上がる色の服を
セレクトすることができるのです。
ちなみに、私はピンクの色を着ると仕事モードになってしまうので
休日は避けています。
これは、うちのコーポレートカラーがピンクで、
仕事グッズがピンクばかりだから・・・というのが理由。
「ピンクは愛や幸せを表します」っていう色彩心理を覚えているだけでは
こういったことはわからないんですよね~。
ぜひみなさんも一度考えてみて下さい。
今、好きな色はなんですか?その理由は思いつきますか?
そして、その色を使ってどんなコーディネートができそうでしょうか?