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男性と女性とでは、ものの考え方が違います。
心理学をやっていたのでそれは当たり前のようにわかっていたのですが、
このパーソナルスタイリストという仕事を通じて
たくさんの男性、たくさんの女性のお買物の仕方などを見るようになって、
「ファッションに対する考え方も、本当に男女差があるよなぁ」とつくづく実感しました。
男性は「シングル脳」と言われます。
複数の物事を同時進行するのが苦手で、一つのことに集中する、と。
これが、洋服のお買物の時にはどう表れるかというと・・・
例えば、ジャケットと、シャツと、パンツの3アイテムを買わなければいけないとします。
男性のお買物同行の際に、その3アイテムに関してそれぞれ数種類の候補をご提案して、
いっぺんに検討していただこうとすると、なかなか進みません。
それより「まずはジャケットを決めましょうか」
「ジャケットが決まったから、次はシャツですね」
といったように、
1アイテムずつクリアしていく形にすると、
男性のお客様は購入決断がしやすくなります。
これが、女性になるとどうなるか。
女性は「マルチ脳」と言われます。
複数の物事を同時進行できます。
何か食べ物を味わいながらしゃべったり(だから女子会はにぎやか!)、
メールチェックしながら隣の同僚と軽く打ち合わせしたり。
なので、お買物の時も複数アイテムを同時に検討します。
「ジャケットをAにするなら、シャツはB、パンツはC。
あ、でもジャケットをDにしてシャツをB、パンツをCもありですね?」
と私が言うと
「んんー、ジャケットをAで、シャツはB、パンツはEっていうのはどうでしょうか?」
とお客様から返ってくる感じ。
(ここで頭がこんがらがったあなたは男脳かも笑)
ちなみに、かつては「男性と女性の脳の仕組みが違うから」とか
「男性と女性とでは左脳と右脳をつなぐパイプの太さが違う」なんてことも
言われていましたが、
今では脳の仕組み自体にはそれほど違いはない、
というのが主流の見方らしいです。
それより、「男性として」「女性として」過ごすうちに
脳の使い方に変化が現れてくるのだそう。
そうそう、だから、ファッション雑誌も
男性向けと女性向けとではかなり作り方が違うんですよ。
私も、男性誌に寄稿するときと女性誌に寄稿するときとでは文体を変えてます。
そんな話を、先日のファッションビジネススクールの授業で話していたら、
生徒さんがあることに気づいてくれました。
こちら、男性誌の目次。
こちらは、女性誌。
男性誌の目次は使われているフォントが一つなのに、
女性誌は明朝系とゴシック系の二つ。
これ、いくつかの雑誌で検証したんですけど全部そうだったんですよね~。
私も気づかなかった!
女性は、目次に書かれている内容だけでなく、
その文字の形状からも、いろいろな情報を読み取るのかもしれませんね。
お買物同行でも、ファッションビジネススクールでも、
いろいろと新しい発見が多いものです。
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