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こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。
「ウエストに合わせてパンツを選ぶと、いつもヒップがぶかぶか」
「ヒップから太ももがぴったりなのに、ウエストのボタンが締まらない」
パーソナルスタイリングのお客様の女性からは、
「自分の体型に合うパンツがなかなか見つからない!!」
というお悩みをよくうかがいます。
でも、そんなお客様にもぴったりのパンツを探すのが私の仕事。
どうやって探すのかっていえばもちろん足で探すワケなんですが
それでも、世の中のショップ全てを一つ一つ訪ねてサイズを測って・・・って
やってるわけではありません。
「あ、このタイプだとあそこらへんのブランドならぴったりだな」と
狙いをつけて探すわけです。
本日は、そんな「狙いの付け方」をこっそり教えちゃいます。
狙いの付け方を知るには、まず、女性の体型の経年変化をおさらいする必要があります。
もちろん個人差は大きいのですがが、一般的には、
子供の頃:おなかが出ていて、ヒップとの差が少ない。いわゆる少年体型
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思春期:だんだんウエストがくびれてくる
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20代:骨盤がしっかりしてきてウエストはくびれ、ヒップUP。
ヒップの位置が高い。
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30代:下の方にお肉がついてくるのが気になるようになる。
ヒップの位置が下がったり、腿が太くなってきたり・・・
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40代:下半身の肉付きがよくなる。
おなかもちょっとぽっちゃりしてきたり・・・
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50代:ヒップが下がってメリハリが少なくなってくる
う。
私も女性なので心当たりがありすぎて胸が痛くなってきましたが・・・
これが一般的な体型変化の過程です。目をそらしちゃいけません。
そして、洋服はこの一般的な体型変化を元に、型紙が作られています。
だから、女性向けのブランドは、一般的に
ターゲットの年齢層が上がれば上がるほど
パンツのヒップや太もも周りのゆとりが大きくなります。
なので、
「ウエストに合わせてパンツを選ぶと、いっつもヒップが余るなぁ」という40代の方は、
自分の年齢にこだわらず、
20代の女性が買うようなブランドで
パンツを買った方がぴったり来る可能性大。
逆に、「ヒップや腿周りがゆったりしているパンツが欲しい」と悩んでいる20代の方を
いつも行かないような大人なブランドへお連れしたらぴったりだった!
なーんてこともよくある話。
あと、下半身のメリハリが少なくて
比較的骨格がしっかりしている人は、
メンズのパンツや、ボーイズサイズのパンツの方がキレイに着られることも。
デパートや商業施設のフロアは、年齢層ごとにフロアが分かれていることが多いので
「いつものフロア」で探していると、
いつまでも自分の体型にぴったりなパンツに出会えないかもしれません。
お悩みの方は、普段は行かないフロアや、
自分とは年代が違いそうなブランドでも、
一度は行って試着してみることをお勧めしますよ~。
ちなみに、私がアパレルメーカーに企画として勤務していた頃
中学生向けのブランドのマーチャンダイザーをやっていたのですが
そこのボトムがぴったりだったんですよねー私。
つまり・・・・私の体型が中学生に近かったって事で・・・
嗚呼、少年体型・・・(泣)