こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。
すっかりこちらのブログがご無沙汰になってしまっていますが、今年も年末くらいは……ということで更新しております。
いよいよ2022年もあとわずか。
今年は一昨年や昨年に比べると行動範囲を広げられた人も多いのではないでしょうか?
人間に「動けば動くほど時間の流れる速さを遅く感じる」という性質があるせいか、なかなか動くことのできないコロナ禍はいつも以上に1年があっという間に感じましたが、今年は少し動けた分だけ、1年を味わえたような感じがしています。
そんな本年。
起業してから数えると17回目の年末です。
ここまで来るともう成長することなんてそんなにないよなぁ、現状維持できれば御の字だなぁなんて志の低いことを毎年年始は考えるんですが😂、頑張れば少しずつでも成長できるもんです。
今年も振り返ってみればいろいろな収穫がありました。皆さまにも感謝を込めて、その収穫をご報告したいと思います!
カウンセリングなど、心理支援主体の仕事が大幅に増加
起業当初からファッション×心理学を掲げ、7年目には「一般社団法人日本服装心理学協会」を立ち上げましたが、主体はあくまでずっとファッション。
お客様のカウンセリングもおしゃれの悩みがあるかたがほとんどでしたし(もちろんその裏に、親子関係や心、考え方の問題が潜んでいることは多いのですが)、企業様向けの心理支援もアパレルや美容業界などがほとんどでした。
しかし、昨年にようやく重い腰をあげて国家資格である「公認心理師」を取ったことをきっかけに、ファッションの問題を含まない心理カウンセリングや、ファッション・美容業界とは離れた業界の心理支援などのお仕事を多く頂くようになりました。
ただ、ファッションの悩みというジャンルの縛りはあったとはいえ、足かけ16年以上のカウンセリング実績というのはバカにならないもので、ちゃんとカウンセリング能力を鍛えて使っていさえすれば、悩みの種類というのは問わずに対応できるんだな、と実感することができました。
純粋な心理カウンセラーとしての自分の未来に、ますます期待できるようになったこの1年は得がたいものだったな、と思っています。
とはいえ、私はやっぱり軸足はアパレル業界に置きたい。
来年はもっともっと、アパレル業界で働く人の心理支援を広げていきたいです。
離職率が高い業界ですが、しかし、労働人口はどんどん減っていきます。アパレルで働きたい人が長く働けるような環境を作ることは急務。
アパレルで働く人がいなくなってしまったら、誰もおしゃれできなくなってしまいますから。
もっと働きやすい環境を作るために、職場での心理教育や心理支援の仕組み作りのお手伝いをしていきたいです。ご関心ある企業のかた、人事ご担当者、お気軽にご連絡下さい!!!
企業研修・講演のお仕事がバージョンアップして復活
ここ数年は、正直、身だしなみ研修のお仕事はかなり減っていました。
どんな業種もおしなべて人と会う機会は減っていますし、「ルッキズム(外見至上主義)はもうやめよう!」という声が大きくなってきて、企業としても「身だしなみの指導をやめた方が良いのでは…」という方向になったことも大きかったと思います。
もちろん、ルッキズムではない身だしなみのあり方はあるわけで、私としては伝わりやすい言葉を選んで話すのと同じようにファッションや身だしなみを使ってコミュニケーションしようとするのは大事なことだし、それを伝えてきたつもりでした。
で、ここへ来て、そういった内容の企業研修が急に、どかん!と増えてきました。
服装を使ったセルフブランディングの方法とか、好感を与えつつ自分も働きやすいビジネスカジュアルの作り方、とかですね。
これはもう、私の一番の得意分野だし伝えたいことでしたから、本当に嬉しくて。
洋服がキマることって、何より自分のモチベーションを上げてくれるんですよね。
これまでおしゃれに関心がなくても、ぴしっとすることの気持ちよさから、「ファッションって結構いいかも」って思ってくれることもあると思います。
身だしなみマナー的な研修よりは、今年増えたこうした講演の方が、おしゃれを好きになる人は遙かに増えるはず。
そして内容だけでなく、形式もだいぶバージョンアップしていまして、どんな企業でも、たいていオンラインとオフラインの併用での研修になってきました。
コロナ禍で、セミナールームを配信も簡単にできるような設備に整えた企業も多く、そんな面でも勉強になっています。
ハイブリッド型の研修の方が当然ご参加者様も増えるわけで、講師としてもやりがいが増します。
2023年も、年始から早速楽しそうな講演の仕事が多く、嬉しい限りです。
後進のスタイリストたちがたくましく育ってきた
とまぁ、今年は仕事の内容が深まり、機会が広がった喜ばしい年だったわけですが、それと同時に自分の活動限界も知ることになりました。
起業して16年分私も年を取っているわけで、昔ほど無理はききません。
そうなってくると、誰かに頼る、委ねる、任せるということもせざるを得ません。
私は元々は、人に仕事をお願いするのがとても苦手なタイプです。
苦手…というか、全部じぶんでやりたいんですね。自分でやった方が早いし、満足できる。
「それを言っちゃあおしまいよ」なんですが。でも起業している人の中には、私と同じような人、多いんじゃないかと思います。
でもこうなってくると、人に任せざるを得ない。
で、任せてみると、それはそれで面白いんですよね。というか、任せることでその人が頑張ってくれるのが嬉しいし、その先のお客様が喜んでくれるのが嬉しい。
自分でやってお客様が喜んでくれるのはもちろん嬉しいんですが、自分の弟子がお客様を喜ばせている方がその何倍も嬉しい。
「あの子が頑張ってくれた!」という喜びが乗っかるからでしょうか。
こういう感情を味わうと、年を取るのも悪くないもんだなぁとすんなり思えるようになるものです。
動けなくなることで、これまで知らなかった素晴らしい感情に出会える。
こうなってくると、人生80年でも100年でも足りないですね😂
私一人でやるよりも、後進のスタイリストたちとやった方が、喜んで頂けるお客様を増やせるのも間違いないわけで、2023年も「任せること」は引き続きやっていきたいと思っています。
オンラインサロンとPodcastの継続
とにかく新しい物好きで継続が苦手な私ですが、オンラインサロン「服装心理lab.」とPodcast「おしゃれの呪いを解くラジオ」はおかげさまで順調に継続できています。前者は4年目、後者は3年目に突入しました。
自分の中で「続けられない」ということを克服できたのは、これもとても良かったと感じています。
私の場合には、「ネタが尽きて続けられない」ということはありえません。
何がネックになるかというと、毎日同じことを続けられない、飽きてしまう、という点でした。
だから単純にオンラインサロンは発信するコンテンツを毎月変えることにしています。
Podcastも「毎日更新しなきゃ」というプレッシャーを自分にかけない。
その日の中で録音できるときに好きな場所で録る。だから、音質にこだわるのはやめました。
スマホだけで録音しています。
ボトルネックになることを取り除いていけばできるんだなぁ…と、これもまた感慨深いです。
続けることで、例えば講演に行った先で「Podcast、聞いてます!」というリスナーさんにお会いできたり、先日も朝日新聞に取り上げて頂いたり。
いやはや、同じことでも続けるとどんどん違う世界が見えてくるんですねぇ…。
ということで、今年もおかげさまで充実した1年を過ごすことができました。
プライベートでも息子はすくすく育ち、鎌倉殿の13人にハマり、筋トレを続けて早寝早起きになってきました。良い毎日でした。
こんな楽しい毎日を、2023年も過ごしていきたいです。
皆さまにも、ますます良い年が訪れますように!
来年も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします🙇
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