こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。

先日、オンラインサロン「服装心理lab.」の会員さんがこんなツイートをしてましたので・・・

 

こんな風に回答したというやり取りがありました。

 

この回答をしたときには、「ブルベ夏だからオレンジが似合わない」という前提で解決策をお伝えしました。

「ブルベ夏」ってのは、その人の色素から似合う色を導き出す「パーソナルカラー診断」のタイプの一つなんですが、

パーソナルカラーについてはここにすごい詳しい解説を書いたけど、解説本並みに長いので注意・・・笑)

 

本当にブルベ夏のタイプだとすると、確かにオレンジって一番似合いづらい色なんです。具体的には顔色が悪く見えたり、野暮ったく見えたりします。

 

でも、私の経験上。

「この色が似合わない」って感じる要因って、パーソナルカラー以外にももう1つあるんですよね。

今回はそんなお話しと、原因別の解決法をまとめてみたいと思います。

 

「この色、似合わない!」と感じてしまう原因。パーソナルカラーだけでなく「キャラ」もある!

その色が似合わないのは、パーソナルカラーじゃなくて色彩心理が原因かも!

 

 

「自分の肌色や髪色と相性が悪い色は似合わない」。そんなパーソナルカラーの考え方は以前よりはだいぶ広まってきたように思います。その弊害で、

 

色が似合わない=自分のパーソナルカラータイプに入っていない色だからだ!

 

と思い込んでしまう人も増えたように感じています。

 

でも、自分のパーソナルカラー・・・つまり肌色や髪色などの色素と調和が取れていても、「何か似合わない」と感じてしまうケースはあります。

 

それは、自分のキャラクターに合わない色の場合です。

 

自分の「キャラ」に合う色・合わない色って??

 

「色」っていうヤツが難しくて厄介なのは、見た目に影響するだけではないからなんです。

色には、「色彩心理効果」っていって、特定のイメージを喚起させる力があるんですね。

 

例えば、冒頭のツイートで例に出てきた「オレンジ」ですが、これが持つ色彩心理は以下のようなもの。

 

オレンジの色彩心理

・親しみやすい

・元気

・賑やか

・団らん(家庭的)

 

ファミレスのインテリアやロゴ等にオレンジが使われやすいのは、こういった明るいイメージと、まるでリビングにいるような暖かみや団らんといったイメージが演出できるから・・・なんですが。

 

この色を人間が着るとなると、例え色素に合っていて顔映りはよく見えても、その着る人の性格と色のイメージが合っていないと、似合わない!って感じてしまうことがあるんです。

 

すごく良くあるのが、

 

パーソナルカラーを活かしたおしゃれをしていると、第一印象はすごく良いんだけど、親しい友人や家族には「らしくない」って言われるんです・・・

 

って悩み。

 

これも、その色の持つイメージとその人の性格やキャラが合っていないことが原因ですね。

だから、その人の性格を知らない初対面の人にはウケが良くても、自分を良く知っている人ほど受けが悪くなる・・・という。

 

あと、こんな声もよく聞きます。

 

「私、ブルベ夏で黄色・オレンジ系が似合わないのに、いつももらう花は向日葵とかオレンジのガーベラとか黄色・オレンジ系ばっかり・・・しかも『あなたらしいから』って言われるんです」

 

これも、その人のキャラが黄色やオレンジが呼び起こすイメージと合っているからですね。

(余談ですけど、その人がどんなお花をくれるかって、その人が自分のことをどんなイメージで見てるかがすごくよくわかりますよね)

 

で、ここからが大事なんですが。

 

似合わない原因がパーソナルカラーである場合と、キャラに合わない場合とでは、当然ですが対処法が違うんですよね〜・・・。

 

原因別・似合わない色を着こなす方法

 

1.似合わないと感じる色を顔から遠い位置に使う

似合わないと感じる色を顔から遠い位置に使う

 

 

これは、パーソナルカラー・キャラどちらが原因でも使えるテクニックです。

 

まず、パーソナルカラー的に似合わない服を着るときの一番のデメリットは、顔色が悪く見えることです。

また、顔というのが服を着ても肌が丸出し(←言い方w)の箇所ですので、ここから話すことで色素との相性の悪さを目立ちづらく出来ます。

 

そして、キャラ違いが原因の場合にも、顔から話すのはある程度有効。

というのも、その人の「キャラ」っていうのが、顔立ちから来ていることもあるんですよね。

柴崎コウさんはクールとか、天海祐希さんは「サバサバ、頼れる!」とか。

フォースタイル流に言えば「顔パーツ診断と色イメージが合わない」ってことになるわけなんですが。

顔パーツ診断はこちらでセルフチェックできますよ

 

ですから、顔から離すことで、キャラ違いというのもある程度目立たなくさせることが出来る、というわけ。

 

2.似合わないと感じる色が使われている服のデザインに気をつける

似合わないと感じる色が使われている服のデザインに気をつける

 

これは、その色がキャラ的に似合わないときに有効なテクニックです。

 

例えば、「オレンジは親しみやすいイメージの色だからクールなキャラに似合わない」と悩んでいる人が、その上さらに「コットンの台形スカート」みたいなものを選んでしまうと、思いっきりカジュアルなアイテムになってしまうので、「クール」とはほど遠くなってしまいます。

 

そんなとき、同じオレンジでも「大人っぽいタイトスカート」を選べれば、デザイン面でキャラに寄せているので、似合いやすくなる、ということです。

 

3.似合わないと感じる色が使われている服の質感に気をつける

 

これは冒頭のツイートで私がしたアドバイスにも使ったテクニックですね。パーソナルカラー的に似合わないときに有効です。

 

 

洋服の色って、その質感によってだいぶ見え方が変わるんですよね。

 

同じオレンジでも、サテン生地だとかなり鮮やかに明るく見えますが、モヘヤニットとかスウェードとか起毛感のある素材だと、その表面の凹凸で陰影が生まれるので、少し鮮やかさが抑えられた印象になります。

 

ですから、似合わないと感じた色でも、異なる質感でいくつか試着してみることが大事。

パーソナルカラーで似合わないって言われた色を全部あきらめてしまう人が多いですけど、質感とデザインを工夫すれば、まったく似合わない色なんて実はないんですよ!

 

似合う・似合わないの話をするとすぐ「パーソナルカラー診断」のような「○○診断」の話になりがちなんですが、実はその服の醸し出すイメージといった心理学的な要因もすごく重要

 

だって、服を着る人を見て似合うか似合わないかを判断しているのは人間の心ですからね。

 

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