こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。
正解がはっきりと決まっている世界では、その裏に不正解というものが生まれ、それを恐れる気持ちが出てきてしまいます。
私はメディアに出る機会もよくありますし、大勢の人々の前で講演する機会も多いんですが、緊張をほとんどしたことがありません。
なのでスタッフなど周りの人には「久野は心臓に毛が生えている緊張しない人」と思われているようなんですが、実はそういうわけではないんですよね〜。
自分が緊張してしまう条件がはっきりわかっているので、その条件が揃わないように調整しているだけなんです。
その条件って言うのが、「他人に正解/不正解をジャッジされる状態であること」です。
具体的に言うと、講演やメディア出演のときには、一字一句台詞が決まっているような台本は作らないようにお願いしています。
台本でかっちりと喋ることを決められてしまうと、それをしゃべらない=失敗になってしまいます。
そうじゃなくて、話す内容とか方向性だけをざっくりと決めておいて、どういう順番で、どんな表現で話すかはこちらに任せてもらう。
こういう、何が正解か不正解かが他者からはっきり見えない状態にしておけば、緊張しなくなるんです。
緊張って、結局は他者から「失敗した!ダメなやつだ!」って思われることへの恐怖心が、ほとんどの原因なんですよね。
だから他者に失敗だって簡単にジャッジされないような状態にしておくことはとても大事で。失敗パターンが具体的に想像できてしまうと、それを恐れる気持ちが緊張を増幅させます。これぞ、逆イメージトレーニング・・・・・・。
そしてこれはおしゃれの分野でも同じことが言えると思っています。
似合うものを診断する手法がよく知られるようになり、そのおかげでおしゃれが楽になったという人も多いと思います。でも、似合うものがわかるということは、その裏側の似合わないものの存在に気づくということで。
そうすると、中には、せっかく似合うものを知ったのに「これは似合わないものなのでは」という恐れの方が強くなってしまって、却って自由にファッションを楽しめなくなってしまう人も多いんです。
私がパーソナルスタイリングする時にも外見の診断はしっかり行います。むしろ一般的な同種のサービスに比べて、顔の診断&体型の診断&カラーの診断全部やるっていう、かなり念を入れたチェックっぷりです。
ただ、診断したからといって必ずしもその診断結果に沿うようなスタイリングをするとは限りません。
診断する前のカウンセリングの内容によっては、診断自体を割愛(もちろんお客様の同意の上ですよ)することすらあります。
私がこの仕事をやっている目的は、お客様に洋服で自信をつけていただくことです。
「おしゃれの正解」を押しつけることではありません。
だから、「このお客様には、似合う服を診断しない方がおしゃれを楽しんで頂ける」と思えば、診断は無理には行いません。
正解か不正解かではなく、自分が着ていて楽しいと思えるかどうか。
楽しいと思えないならそれはなぜなのかを掘り下げることで、ファッションの分野だけに留まらない「自己理解」が進みます。
服を通じてわかるのが自分の外見の特徴だけなんてもったいない!自分の内面までわかれば、生活全般にもっと良い影響があります。
ファッションには、それだけの力があるんですよ!
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