こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。
「違和感の原因がわかった」というお客様の声に・・・
今月号のSTORYでスタイリングの現場をご紹介頂いた影響か、お申込やら取材やらを多数頂いております。ありがとうございます!
ばたばた忙しく嬉しい悲鳴の中、先日初めてご利用下さったお客様(A様、としますね)からご感想の声が届き、励まされました。
一部抜粋してご紹介させて頂きますね。
「心理的な側面を詳細に分析されて、今まで感じていた自分と外から見られる自分に違和感を感じていたことが、分かりました。
また、私は自分の内面を表現するために洋服を着たいんだなとしみじみ感じているところです。
想像していたコーディネートブックの予想をはるかに超えていました。」
こちらはお送りしたコーディネートブックに記載した服装心理分析へのご感想。
実はA様、私の所にいらっしゃる前に他社のサロンで2回パーソナルカラー診断を、また別のサロンでも似合うスタイル診断を受けたことがあるとのことだったんですね。
そのためか、カウンセリングにお越し下さった際にもお似合いになる服をお召しになっているように見えました。でもご本人は、「何を着てもしっくり来ない」というお悩みをお持ちだったんです。
パーソナルカラーや骨格診断など、似合う服を何度も調べたところで納得出来ない人は多い
フォースタイルは、いろいろな診断を受けてもなぜかおしゃれの悩みが解決できず、さまよっている人たちの終着駅になっています。それは、顔パーツ診断・パーソナルカラー診断・体型診断という3つの診断をみっちりやるからで、「全身をくまなく見てもらえれば、もう迷うことはないだろう」と期待していらっしゃるようなんです。
でも先に結論を言ってしまうと、こういった悩みにはどんな外見的な診断をやったところで意味はありません。
なぜかというと、実はこのようなお客様の中には、潜在的にこういう風に診断されたい、という「欲しい答え」が既にあるから。
でもその「欲しい答え」がいつまでも返ってこない・・・つまり、似合うって言われたいファッションと、実際似合うファッションが違うので、いつまでたってもしっくり来ないまま、ということなんです。
外見診断でしっくり来ないとき、誤診であった可能性は意外と少ない
こういうお客様は、診断を幾度も受けて、そのたびに誤診を疑ったりもします。「似合うっていわれた服を着ても素敵に感じないから、きっと診断が間違っているに違いない」と。
でも、何度も色んなサロンで診断を受けて、その診断が全て間違っているという可能性は限りなく少ないです。私が診断をし直して明らかな誤診だったという結果が出たのは、全体の2割程度(まぁ、逆に言うとこの程度には誤診はある、っていうことですが・・・)。
じゃあ残りの8割は?っていうと、診断結果が納得できなかっただけで、診断自体はあっていたという人たちなんです。
ではなぜしっくり来ないのか? カウンセリングしてみると・・・
ではなぜ診断結果に納得できないんでしょうか?
その感情は潜在的なものなので、お客様ご自身ではその理由ははっきりとわからないことが多いようです。冒頭にご紹介したA様ご自身も、気づいてはいませんでした。
そんなとき効果を発揮するのが丁寧なカウンセリングです。
冒頭のお客様の場合には、問題解決の糸口になったのは「なりたいイメージのヒアリング」でした。
こちらはA様の顔パーツ診断の結果と、なりたいイメージを図にプロットしたもの。A様のお顔は、★印で示したように、大人っぽく女性らしい「Feminine×Adult」タイプ。そのため第一印象は「穏やかそう」「癒やし系」「和やか」な雰囲気を感じさせます。
しかし、なりたい印象を伺うと、●印の箇所になりました。凜とした印象や、華やかな印象に見せたい、というのです。その理由を伺っていくと、「私の性格ってそんなに『癒やし系』じゃないんですよね、周りからは『優しそう』ってよく言われるんですけど」という発言が。
これは・・・・。ということで、服装心理診断を受けてもらうと、
「規律性」が飛び抜けて高い結果に・・・。ここから、ファッションはもちろん、普段の生活全般においても自分のポリシーやこだわりをかなり強く持っていて、それを主張なさるタイプだということがわかりました。
さらに詳しく性格を診断してみると、
・気になることは調べずにいられない
・何事もじっくり考えて、自分なりの意見を確立させる
・物事を成し遂げるのが得意で、タフな行動力を持っている
という性質を持っていらっしゃるのがわかってきました。
これは・・・。見た目の印象より内面がだいぶパワフル!ここで、やっとはっきりわかりました。「凜とした印象に見られたい」というのは単なる憧れではなく、実はその方が自分の性格により近い見た目になるから、ということだったんです。
いくら外見的に似合う服でも、性格と一致していなければ人は着心地悪く感じるもの
つまり、これまでの診断では外見しか見てもらえていなかったので、自分の性格とはかけ離れた印象のスタイリングばかり提案されてしっくりこなかった、ということだったんです。
ということで今回は、A様に似合う範囲内でできるだけキリッとした印象になるように調整をしたスタイリングをご提供しました。
その結果、ご試着はとても楽しい時間に感じて頂けたようで、
「なかなか一人だと気後れして試着ができなかったり何回も試着したらお店の方に悪いかな?などと遠慮しがちでしたが、今回は試着もすごく楽しめました。
似合う洋服を選んでもらうというのは、もちろん期待をしましたが、試着を楽しむというのは、思いがけないギフトとなりました。」
というご感想を頂くことが出来ました!
服を着ることは、自分と向き合うこと。
どんな服を着ると自分が幸せに感じられるのか。それを知るには、自分と向き合うことが欠かせません。他者からしか直接見えない自分の外見を診断してもらうことも大事ですが、それよりもっと大事なのは、自分にしかわからない心の底を引き出してもらうこと。
でもこの作業は簡単なことではなく、話を丁寧に聴くカウンセリングであったり、心理診断であったりを組み合わせながら解きほぐしていく難しい作業です。ですからぜひ、心理カウンセリングの知識のあるスタイリストの元で行って下さい。
for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)の課程をすべて修了した卒業生であれば、そんな服装心理カウンセリングが出来るように特訓を受けています。
ちゃんとしたカウンセリングをしてくれるパーソナルスタイリストか、事前に判断するコツはこちらのTweetでも呟きましたのでぜひご参考に!
でもサービスの提供者にカウンセリング能力があるかを事前に見極めるのは難しいよねぇ😥
目安は、所要時間が1時間未満の診断は濃いカウンセリングはまず望めない。あとその人の出身スクールのカリキュラム確認。うちはカウンセリング指導に正味30時間は時間割いてるけど、本当はもっと欲しいくらい。— 久野梨沙@スタイリスト 服で自信をつけるコツ (@RisaHisano) 2018年11月11日
こちらにはFPSS卒業生一覧がありますので、この中からスタイリストをお選び頂くのもお薦め。ぜひ参考になさって下さいね。
もちろん私の元にお越し頂くのも大歓迎ですよ!
★服装心理診断を受けずに自分の「着たい服」を知りたい・・・その方法はこちらで
→似合う服を診断してもらってもしっくりこない・・・それは内面とのズレが原因!
★「着たい色ははっきりしている。でも似合う色とは違う!」そんなときはどうしたら?
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