あけましておめでとうございます(遅!)。
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーのrisaです。
だいぶ遅ればせながら年明け初の更新!
昨年の仕事納めはNHKラジオ特番、そして今年の仕事始めもNHKラジオレギュラー出演となんだかラジオ付いた年末年始でした。(あ、書いてて「ラジオ」にゲシュタルト崩壊…)
さて、毎年年明け〜2月まで多くなるご相談があります。
それは、クローゼットの整理。
フォースタイルでは9年に渡ってワードローブチェックというサービスで、似合わない服の仕分けやアイテムの偏りの診断、手持ち服の着こなしアドバイスなどを行ってきました。
特に、クローゼットが片付けられないというお悩みにはたくさんお応えしてきました。
「あのボトムを捨てたらこのニットが着られなくなっちゃった!」といったように、洋服には組合せないと使えないと性質があるため、その他の生活雑貨のように、巷の片付け理論が通用しないところがあり、悩む方が多いのです。
ではどうすればよいのか?
長年取り組んできて辿り着いた結論は、「その人の洋服との付き合い方に合わせて、解決策を変える」ということ。
洋服の扱いには、性格が顕著に出ます。
それに合わない片付け方法は、すぐに元通りになってしまうのです。
やはり、洋服が片付かない原因を根本的に知る必要があるんですよね・・・。
そしてその原因は本当に十人十色なんですが、以下に代表的な3パターンと、それぞれの解決策を挙げておきますね。
あなたに当てはまるものがあれば、これ幸い。
服が捨てられず、収納容量<服の枚数になっているパターン
これは、原因は単純ですが、解決は意外と難しいケースです。
本人も洋服が多すぎるのはわかっている。でもどうしても捨てられない・・・とおっしゃいます。
その理由は、もったいないから、とか。
思い出が詰まっているから、とか。
こういった方の性格を心理テストで分析してみると、人にも物にも愛着を持ちやすいことがわかります。優しい性格傾向の数値が、他を抑えて飛び抜けて高い!
物にもかわいそうという気持ちを持ってしまうから、捨てられないんですねぇ。
このタイプは、服を処分することが他の誰かのためになるという状況を作ると、服を減らせます。
たとえばどこかに寄付をしたり、リサイクルに出すなど・・・。
収納容量を超えて服をしまえる魔法はありませんので、どんなエクスキューズをつければ服への執着を断ち切れるかを考えていきましょう。
理想が高い完璧主義で、複雑な収納方法にこだわっているパターン
服は色別にきれいにしまいたい。引き出しの中のカットソーも袖の長さ別に片付けたい。
一度着たものは汚れてなくても洗濯したい。
繊細な素材の服は、丁寧に手洗いしたい。
洗濯が済んだら自分の手でしっかりアイロンをかけたい・・・などなどなど。
これ、全部できれば素晴らしいんですが、仕事や育児が忙しい方は、正直実現不可能です。
できないのにいつかやろう、と思っているとどうなるか。
洗濯できていない衣類や、アイロンをかけていない服、選別できずしまえない服が部屋の隅で山積みになってしまうのです!
完璧な片付けを目指す人ほど、却って散らかってしまうというケースをたくさん見てきました。
完璧主義の人ほど、複雑な片付けシステムを作ろうとして破綻してしまうのです。
服は色別にならんでなくても、クローゼットの中にしまえばヨシとする。
すぐに洗濯できないなら、一時的に突っ込んでおけるボックスを用意する、など、片付けのハードルを下げる工夫が大切です。
とにかく忙しく、普通の片付けすらする時間が確保できないパターン
ご本人は片付け方にこだわりを持っていないのに、時間がないせいで普通の人ならできる片付けもできなくなっているケースです。
このケースの場合には、収納をできるだけ簡単にすることも大切ですが、ワードローブ自体も片付けを意識したラインナップに変えていかなければ問題は解決しません。
金銭的に余裕がある場合には、すべての衣類をクリーニングに出すことにします。
週末にまとめて出すとなると、平日は毎日違う服が必要ですので、その分の枚数を揃えます。
また、クリーニングを意識した素材を選ぶ必要も。
節約するなら、家庭の洗濯機で丸洗いでき、アイロン不要なものを。
全部ハンガーで干してそのまましまえるようにしたいので、つり干しで伸びる素材はNG。
まあこれはほんの一例ですが、こんな風に、その方の生活環境に合わせて、一番手間がかからない方法を考えていくわけです。
クローゼットは「がんばろう」という気持ちだけでは片付きません。
また、性格もそうそう変わりません。
片付かない理由を客観的に分析し、自分の性格に合わせた方法で解決策を探っていくことが大切です。
フォースタイルでは、性格分析と生活環境のヒアリングを通じてあなたに最適な方法を提案しています。
ばしばし色んなアイディア出しますので、ぜひお気軽にご相談くださいね!重症でも大歓迎っ(笑)