▲ご参加の皆様と、リクルートキャリア 宗次涼子氏(右)、そして黄色!な私、久野梨沙(左)
先日、リクルートキャリア運営「CAREER CARVER」主催による講演、
「ハイキャリアを築くビジネスファッション講座
~服装心理学によるセルフブランディング~」
に登壇させて頂きました。
定員30名のところ、150名以上のお申込があったそうで、
急遽50名程まで増席してもらったものの、
それでも3分の1の当選確率という狭き門となってしまい、
外れてしまった方には申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・
せめてこのブログで、そのエッセンスだけでもお伝えできれば、と!
Before→Afterの変身事例も公開しましたので、
最後までぜひご覧下さい。
みんな同じようなスーツスタイル・・・
差別化のカギは「色」!
今回の講演のテーマは、
キャリアアップに有利な見た目を、どう作るか。
そこで効いてくるのが色使いです。
あなたの価値を一目で伝えることのできる
カラーコーディネートのポイントは
■基本的な好印象を作る「パーソナルカラー」を使うこと
■狙った印象を与える「イメージカラー」を使うこと
の2点。
パーソナルカラーとは自分の色素と調和する色の傾向のことで、
その色を身につけていれば、健康的に生き生きと見えるという
基本的な好印象が叶います。
イメージカラーとは、色彩心理の効果で
狙い通りのイメージを与えられる色のこと。
商品パッケージやコーポレートカラーにも活用されています。
この双方を同時に使うことができれば、
自分の外見も内面もより良く見せられる、というわけです。
選ぶべきスーツとネクタイの色味がわかる!
パーソナルカラーとは?
パーソナルカラーの診断には本来はカラードレープを使いますが
この講演では、自分の色素の特徴に答えるとタイプが推測できる
チェックシートを使って、自己診断して頂きました。
▲セルフチェックは、弊社スタイリストスクール卒業生のスタッフがサポート。
会場を回って、皆さんのチェック状況を確認しました。
皆さんがご自身で似合う色をある程度推測したいときには、
お店でいくつかのネクタイを顔の下に当てて
顔色の変化を観察する方法がお薦めです。
その際、
明るい色の方が顔色が明るく見えるか、
濃い色の方が引き締まって美しく見えるか
くすんだ色の方が顔になじむか、
鮮やかではっきりした色の方が明るく見えるか
暖色系の方が顔色が血色よく見えるのか、
寒色系の方が顔色が透明感が上がるのか
といった風に、色合いと顔色の変化を比べていくと
似合う色の傾向がわかりやすくなるはずです。
自分では分からないという人は
家族やパートナーに見てもらうのもお薦め。
イメージカラーを決めるには
ビジネスでアピールしたい強みをまず決めること!
それでは、似合う色合いの中から
具体的にどんな色を使って
コーディネートしていけばよいでしょうか?
これは、どんなイメージを与えたいのかによって正解が変わります。
・リーダー性がある
・聞き役になってニーズを引き出すのがうまい
・ムードメーカー
・斬新なアイディアが出せる
などといった、自分の内面的な強みを元に、
演出するイメージを設定するのがベスト。
そこで今回は、内面分析テストを使って
ご自身でも明確に気づいていない強みを引き出すワークも行いました。
例えばパワフルな印象を与えるなら赤・・・といったように
色が持つイメージは、あなたが知っているものも多いはず。
でもそんなイメージを出すべきか、深く考えたことがない人も多いのでは?
自分の強みはどんなところなのかからしっかり考えておくと
色選びの基準ができ、あなたのイメージカラーが決まるのです。
似合う色×あなたらしい色=ビジネスで差がつく印象に
例えば
自分に似合う色合い = 濃くシックな色合い
自分らしい色 = リーダー性を表す 赤
という人は、
深い赤であるエンジ色を
ネクタイなど目につきやすい場所に配置するのが最適です。
今回の講演では、リクルートキャリアの社員さんにモデルになって頂き
Before→Afterも公開しましたので
そちらをお見せするとよりわかりやすそうですね。
Before
スーツをきちんと綺麗に着こなしていますが
明るい色で全体的にまとめていて
ちょっと寂しい雰囲気が・・・
After
上半身を濃い色に、ボトムを薄い色にして
明暗をはっきりつけた
カラーコーディネートに変えたところ
モデルさんのキリッとしたお顔立ちが引き立ちました。
並べてみると一目瞭然!
そして、モデルさんは包容力のある優しい内面だということが
内面テストでわかりましたので、
優しさを感じさせるグリーンをネクタイで取り入れたり、
ニットベストを重ね着して質感でも柔らかく見せたり、
といった工夫も。
今まで、服装によるイメージコントロールが語られるときは、
どんな物が似合うか、という外見面ばかり考えられてきましたが、
自分がどんな人なのか、どんなイメージを与えるのが得なのかを
内面から掘り下げておくことではじめて、
本当に効果の高いイメージコントロールが叶います。
それを服装心理学®という概念で、こつこつとお伝えしてきましたが
ここへ来て、ようやくその狙っているところが
しっかり表現できるようになってきたのか、
今回の講演も、7社以上の媒体に取材をしていただきました!
ビジネスファッションは、おしゃれかどうかよりも、
あなたらしさが存分に表現できているかが大事です。
自分基準でのイメージコントロールの方法が
もっと広がっていくように
これからもがんばってお伝えしていきます!
ちなみに今回と同じ趣旨の講演の女性版が、
3月3日に開催される予定です。
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また、以下のオリコンニュースさんの記事でも
本公演の模様をお伝え頂いておりますのでこちらも是非!
服装心理学でキャリアアップ~ビジネスマン向けセミナーを開催 | ORICON STYLE