フォースタイルのファッションビジネススクールでは、
パーソナルスタイリストやパーソナルカラーアナリスト、
アパレルショップ開業など、
ファッションでの自分らしい起業を目指していろんな方が学んでいます。
そのためカリキュラムも非常に幅広いのですが、
すべてに共通している理念があります。
それは、「自分で考え決断する力を高める」ということです。
例えば、WEBでの集客方法を学ぶ授業でも、
「これが正解です」とは教えません。
「方法は、大きく分けて3種類。
Aという方法にはこんなメリットとデメリットがあります。
それに対してBとCのメリット・デメリットはこうです。
どれを選ぶか、考えてみましょう」
・・・といったように、
考え方や決断する基準をお教えします。
実は、この教え方はかなり面倒です・・・(笑)
最大公約数的に、無難な方法を「正解」として教えた方がよほど楽ですし、
そうしたやり方をしているスクールの方が多いはず。
でも、なぜそうしないか?
それは、起業してビジネスを自分でやっていくということは、
「考えて、決断する」ことの連続だからです。
大きな組織になって、社長になったとしたら
決断することだけが仕事だといってもいいくらいですし、
もちろん、一人でビジネスをやっていくにしても、
自分以外、誰も決断してくれる人はいません。
あなたが決めなきゃ、何も進まないんです。
ファッション業界にいた人、
特に販売員経験者の方がうちの生徒さんには多いのですが、
決断に迫られることに慣れていない人が多いのではないかと感じます。
販売マニュアルが決まっていて、売る商品も決まっていて、
接客もそのブランドにあったスタイルでやらなければいけませんよね。
顧客様のフォローの流れもマニュアル化されているケースが多いと思います。
もちろん販売員に限らず、会社勤めという形態は、
決断の機会が少なく、また、決断に迫られることがあったとしても
選択肢が限られていることがほとんどなのではないでしょうか。
でも、起業したら自分で考えて決断しなければいけないことに
山ほどぶつかります。
いつ起業するか。
どんなお客様に来ていただきたいか。
サービスや商品の価格はいくらにするか。
事務所はどこにするのか。
私は、お客様や取材などで
「なぜ起業したのですか?」というご質問を頂く度、
冗談ぽく「組織というものになじめなかったからです(笑)」と
お答えしているのですが、
その真意は
「人に決められるより、自分で決断する方が性にあっているから」。
誰かに決められた道筋で成功するよりも
自分で決めた方法で失敗する方が好き、
と言ってもいいくらい。
だからねぇ、起業って優れた人が成功するってわけでも
ないんだと思うんですよね。
ほんとに向き・不向きだと思う。
能力がある人でも、
決断の連続である毎日に疲れて廃業してしまうケースは
結構多いと思います。
フォースタイルのファッションビジネススクールは、
そもそも、入学時で大きな決断を迫られます。
それは、
「何を学ぶか」という決断。
フォースタイルのファッションビジネススクールは
オーダーメイドカリキュラムなので、
どんなことをどれくらいの時間学ぶかはすべて自由です。
もちろん、将来の目標をお伺いして
弊社からおすすめカリキュラムの提案はしますが、
その通り受講するか、それとも変更するかは全く自由。
決断が苦手な人は、この時点で迷ってしまって入学できません。
フォースタイルのファッションビジネススクールは
入学する瞬間からずっと、「決断の練習」をひたすら行なうということです。
だから、スクール生のみんなには、
「決める楽しさ」を感じて、好きになって欲しいなぁと
常々思っています。
小さなことでも決めましょう。
そして、前に進めて、結果をすべて受け止めましょう。
人に決められたことを実行して仮に失敗してしまったとしたら
後には何も残りません。
でも、自分で考えて決めたことなら、例え失敗したとしても、
必ず大きな学びがあります。
その学びが積み重なった先に、皆さん成功をつかんでいます。