今日は、あるお客様がファッションレッスンの中で
練習として作ったスタイリングを取り上げながら
どんなレッスンを行なっているのか、ちょっとご紹介しますね。
このお客様は、育休中で、全4回のレッスンのうち、今回は3回目の受講でした。
職場復帰までにファッションスキルをじっくり身につけて
今後、洋服選びに時間がかからないようにしたい!ということで
お申込いただいた女性です。
今日は、お子様と一緒にご来社。
レッスン中はぐっすり寝てくれていたおかげで
ママには落ち着いてレッスン受けていただけました!
よい子にしててくれてありがとうね~!!
さて、今日は前回の「カラーコーディネートレッスン」に続いて
レッスン3回目となる「似合う素材選びレッスン」。
この3回のレッスンで、自分に似合う色の選び方と素材の選び方が身につきました。
そして練習として、最後にコンピューターを使って
スタイリングシュミレーションを作っていただきます。
お客様が作って下さったスタイリングがこちら。
寒色が似合うことがわかったので、
まずはブルーのトップスを使うことに決めたそうです。
次は素材。
パーソナルカラーの結果だけで考えると
軽く柔らかい素材がお似合いになるのですが
体型タイプとお顔立ちのパーツ分析の結果も含めトータルで考えると、
ぱりっとした固い素材もMIXしていくのが最も似合うタイプ。
そんな素材MIXのノウハウを早速活かして、
ボトムはぱりっとした素材のクロップドパンツを選び、
完成させて下さいました。
お客様に良くお似合いになる、爽やかな夏らしいスタイリングです!
さて、ここからは私の出番!
このスタイリングにさらにひとひねり加えてみました。
ボトムを今年らしいカラーパンツにチェンジ!
鮮やかな色のトップスなので、
ボトムはどうしても白やグレーなどの
ベーシックカラーを選びがちですが、
トップスの赤と同系色であるピンクも相性◎。
足元はトップスのブルーとリンクさせると
さらにまとまりよく仕上がります。
とはいえ、このトップスの場合には
元々含まれている色の数が少ないので、
トップスに使われていない色であったとしても
淡い色を選んでおけば、うるさく見えることはありません。
ここでは、ボトムを淡いグリーンにチェンジしてみました。
しかし、トップスと靴の色を合わせた左のコーデの方が
右のコーデよりも、やはりまとまりよく見えますよね。
右は・・・悪くはないのですが、
上半身と下半身が分断されてしまっているようにも見えます。
カラーコーディネートのレッスンで学んだ「繰り返し」の重要性を
このスタイリング例を比較することで、実感していただきました。
同じトップスでも、もっと落ち着いた雰囲気にしたいなら
ボトムをグレーにするのが、このお客様にとっての正解。
しかし、ただ単にグレーのパンツを合わせるだけだと
ちょっとトップスとボトムがちぐはぐな印象です。
そこで、また色の繰り返しのテクニックを使って、
トップスに含まれている赤を少しずつ小物に取り入れてみると、
統一感が高まります。
本日のお客様も、このスタイリング変化を見ながら、
「あー、この色を合わせるっていう発想はなかった!」と
楽しそうに学んでいただけました。
お客様の作ったコーディネートを元に
よりよくブラッシュアップしていくのが
一番実践的で、わかりやすいと喜んでいただけるんですよね~。
こんな風に、じっくりご説明しながら、
マンツーマンであれこれ洋服を合わせて、その理論を説明できるのは
ファッションレッスンならでは。
「センスがないとおしゃれになれませんよね?」という質問をよくいただきますが、
そんな目に見えなくて言葉にもよく表せないようなものに頼らなくても大丈夫。
色合わせや素材選びの理論がわかれば
今回のようなスタイリングの変化も、すぐにできるようになります。
ぜひ、頭で考えて組み立てるおしゃれの楽しさを味わいにいらしてくださいね!