こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。

40代のカジュアルファッションの悩みは、「お手本の不在」が大きい

▲先日のあるテレビ番組の撮影の模様。放送予定決まったらまたお知らせします!

 

さて。

 

先日、for*styleパーソナルスタイリストスクールの卒業生から、こんなお悩みを相談されました。

 

「アラフォーのお客様から、『年齢を重ねてカジュアルが似合わなくなってきた』という悩みを相談されることがとても多いのですが、原因って、『カジュアルが似合わない』ということだけなんでしょうか?」と。

 

詳しく聞いてみると、顔パーツ診断、体型診断、パーソナルカラー診断とすべての外見診断をして、カジュアルが似合わない要因がどこにも見つからないお客様からも、「カジュアルが似合わなくなってきた」「どう着こなせばいいかわからない」というお悩み相談を受けることが多い・・・・・・というのです。

 

カジュアルファッションが似合いづらい外見的な要因

 

まず、カジュアルファッションが本当に外見的に似合いづらいのだとしたら、以下の要因のいずれか、もしくは複数が当てはまるはずです。

 

1.顔パーツタイプにFeminine傾向もしくはAdult傾向が強い

顔パーツタイプにFeminine傾向もしくはAdult傾向が強い

 

 

カジュアルファッションは、スポーツウェアを由来とするファッション全般の事を指します。

そのため、若々しく活動的な顔立ちに似合いやすいといえます。

 

なので、顔のパーツに曲線的な要素の強いFeminineタイプの人や、大人っぽい顔立ちである、Adultタイプの人には、ボーイッシュなカジュアルファッションが似合いづらく感じてしまいます。

 

逆に童顔だったり、中性的な顔立ちだったりすると、いくつになってもカジュアルファッションを比較的得意とするものです。

 

顔パーツ診断はこちらで簡易セルフチェックができますので、まだ受けたことがない方は試してみてくださいね!

 

2.体型が丸みの強いA型、もしくはメリハリのあるX型である

体型が丸みの強いA型、もしくはメリハリのあるX型である

体型に関しても顔立ちと同じことが言えます。若々しくボーイッシュな体型の方が似合いやすいのがカジュアルファッション。

 

その点、下半身に丸みが強かったり、肩幅が狭かったりといったような女性らしさの強いA型体型や、体のメリハリが強いX型体型だと、カジュアルファッション全般が似合いづらくなってしまうのです。

 

体型診断はこちらで簡易セルフチェックができますので、まだ受けたことがない方は試してみてください!

 

3.パーソナルカラータイプがSummerである

パーソナルカラータイプがSummerである

上記いずれかに当てはまる方が大半ですが、中には似合う色によってカジュアルファッションが苦手に感じる人もいます。

それは、パーソナルカラータイプでいうとサマータイプ(ブルベ夏)。つまり淡い色が得意で、蛍光色や強い色を苦手とするタイプです。

 

一般的にはカジュアルファッションは明るくポップな色合いのものが多いため、そういった色が似合いづらいサマータイプが、カジュアルを不得意に感じやすいというわけです。

 

しかし今ではカジュアルファッションもアイテムのバリエーションがだいぶ広がり、淡い色やくすみカラーなど大人っぽい色のものも増えてきました。

このことから、「サマータイプだからカジュアルファッションが似合わない」と感じる人の割合は減ってきているように感じています。

 

なぜ40代になるとカジュアルファッションが似合いづらく感じてくるのか

なぜ40代になるとカジュアルファッションが似合いづらく感じてくるのか

 

さて、上記の三つの要因に当てはまる人でも、「若い頃はカジュアルファッションを平気で着ていたのに・・・」という人が少なくありません。なぜアラフォー以上になるとカジュアルファッションが似合いづらく感じてくるのでしょうか?

 

それは、年齢を重ねる毎に、外見要素というのは、その特徴が際立ってくるものだからです。似合うものはより似合うように、逆に似合わなかったものはそれが目立つようになってくるのです。

カジュアルが似合いづらい外見要素を持っていても、「若さ」があればまだなんとかごまかせる・・・ということですね・・・。なんか身も蓋もない言い方で恐縮です・・・

 

で、それが難しくなってきたと感じるのが、アラフォーに差し掛かった頃だった、というケースが多いのです。

 

しかし、外見要素に似合わないというだけでしたら、正直、似合わせる方法はいくらでもあるのです。逆に、「外見要素的にはカジュアルが似合うのに、『私には似合わない』という悩み」の方が難しい。実は、こっちの悩みを抱えているケースが増えてきていることを感じているのです。これは、一体なぜなんでしょうか?

 

40代のカジュアルファッションを着こなす「お手本」が少ないから、目指す姿が揺らぎやすい

 

そもそも、40代以上の大人がこれほどカジュアルを日常的に着るようになったのは、最近のことでしょう。

 

男性の場合は「働き方改革」の影響で職場がビジネスカジュアル化したり、女性の場合にはワーママの割合が圧倒的に増え、子育てと仕事を両立するのに「キレイめカジュアル」が必要な人も増えました。

 

しかし、ライフスタイルの変化が急激すぎて、カジュアルスタイルを綺麗に着こなしている先輩世代の「お手本」が少ないのです。

 

なので、カジュアルスタイルのゴールのイメージを探そうにも、雑誌を見れば自分より若いモデルしかカジュアルを着ていなかったりで、理想の姿が描きづらいのです。

 

だから、仮に自分に似合っているカジュアルを着ていたとしても

「こんなんでいいのかな・・・」

「この年になってこんなカジュアル、イタいと思われないかな・・・」

と悩みやすいのではないか、と考えています。

 

40代カジュアルの正解を見つけるには、「なりたい自分」を探すのが近道

 

今の40代は、生活全般において「道なき道」を行く世代といってもよいでしょう。だからこそ、カジュアルについてもこれまでの常識やステレオタイプにとらわれず、どんな生活を送りたいか、どんな自分になりたいかという人物像から掘り下げていった方が、遠回りなようで確実。

 

今の生活にあったファッションのイメージはどんなものか?

 

インテリア雑誌やライフスタイル雑誌など、ファッション以外の幅広いジャンルの雑誌や広告などを使ってイメージを固めて行った方が、こういうケースの場合は成功しやすいです。

 

身近にロールモデルがいれば、もちろんその人の真似をしてみても◎。

 

外見要素に似合わない原因が見つからない人は、ぜひ一度考えてみて下さいね。

 

オンラインサロン「服装心理lab.」では、このような外見を考えるだけでは改善できない問題を多数取り上げます

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洋服が自分に「似合う」と感じられ、着ていて心地が良い状態は、色素や顔立ち、体型といった外見を考えるだけでは作れません。

 

ファッションには、「自分がどう在りたいか」も密接に関係します。

 

そのような、内面との関係性もメールレッスンやワーク、毎月の講座を通じて掘り下げていきます。ファッションに興味がある人はもちろん、あまり興味がなくても自分を知りたい人には最適のサロンです。

 

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