先月末に、静岡大学にお招きいただいて
「女性のためのキャリアデザイン」という講演を
やらせていただきました。
私はキャリアデザインの専門家ではないのですが

超氷河期に就活、その後転職を経験、そして起業
というちょっとばかり変わった経歴を持っていますので
それが何かの参考にしていただけるのなら・・・と
私の経験などをつらつらとお話しさせていただきました。
その講演の終了時、

「配布したアンケートに質問を書いてくれれば
後ほどブログかTwitterで回答祭りやりますよ~」

とお気楽に話したら、
来ました来ました、
110件のアンケートが・・・叫び
・・・わたくし、「やる」といったら「やる」女です。
ということで、本日から数回にわたって
質問回答祭り開催だーーークラッカー
静岡大学以外の大学生の皆さんはもちろん、
ファッション関連の質問はどなたでも参考にしていただけるように
回答致しますねっ合格
では、本日はキャリア関連のご質問から。
※ちなみに何度も言いますが
私はキャリアデザインの専門家ではないので、
あくまで一つの意見として聞いてくださいねー

一番多く、かつ切実さが伝わってきたのが
「性格・適性」についての質問でした。
ではいただいた質問を見てみましょう。
少し将来の事を考えることがあるが、
自分が何の職業に向いているのかとか、
まだ1年次だということもあるが
今している活動(部活やバイトなど)が将来につながるのかとても不安。
(人文学部・女性)

自分の性格がわかりません。
自己分析が苦手なので就活がとても不安です。
(人文学部・女性)

自分が就きたい職業の方向性はあるけど、
自分がどんな仕事に向いているかわからないです。
(教育学部・女性)


自分の性格などがよくわからない。
特に長所が見つからない。短所ばかり見つかってしまう。
(人文学部・男性)
・・・うーーん、みんな、まじめですねぇ。
自分の性格なんて、
私だってまだほんの一部しかわかりませんよ。
心理カウンセリングの勉強で、
一番初めに学ぶことは

「人の心は理解しきれないものだ」
ってことなんです。
これは、他人の心だけでなく、自分の心も。
自分をわかろうとする作業なんて
一生かけてやるものだと思いますから
そんなに焦らなくてもいいんじゃないでしょうか?
就職活動のときにやる「自己分析」って、
自分は何に向いてるのか

を分析するっていうよりは、
学生時代どんな勉強をしたのか
どんな経験をしたのか
どんなことが楽しかったのか
を分析しようってことなんじゃないでしょうか?
私も今や採用する立場ですが、
「私はこういうことを頑張ってきました!」
と言ってくれれば
「あれをやってもらおう」「これもやってもらおう」と
夢も膨らみますが、
「私はこれこれこういう仕事に向いています」
と決めつけてから応募してきて、
こちらの言うことには耳を貸してもくれないとしたら
ちょっと雇いづらいですよねぇ・・・
なんだか昨今、
学生の皆さんは
自分を深く深く分析しようとしすぎな気がします。
もちろん、指針として、自分の性格を
知っておくことはいいことだとは思います。
でも、性格って変わりますよ?
あと、とっても多面的ですよ?
現に、うちにいらっしゃっているスタイリングのお客様の
内面分析も、来ていただくことにやらないと
すぐ変わっちゃうんですから。
学生である今から分析したって、
会社入って3ヶ月も経てば
自分の細胞総入れ替えみたいな勢いで成長するんです。
「どうせ変わってしまうんだから意味がない」
とまでは言いませんが、
自己分析がすべてだ、みたいな考え方は
つらくなるに決まってますのでお勧めできません・・・
かくいう私はといえば、
「自分はこれをやるべき」とは決めつけず、
諸先輩方から
「これをやってみろ」と言われたことを
素直に受け入れて、丸呑みしたから、
今がある気がします。
だから、自分の性格とか適性にはこだわらず
まずはいろんなことを経験してみてはどうでしょう?
ふう。しょっぱなから難しい回答でした。
次回もお楽しみに~パー
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