春夏物のパーソナルスタイリングをお受け下さったお客様から
続々とご感想が届いています。
今回、アンケート掲載のご許可を下さったのは
29歳の男性です。
スーツをご希望だったので、予算内で収まるオーダースーツをお勧め。
加えて、カジュアルのスタイリングも行いました。
このお客様、オーダースーツは今回初挑戦でしたが
そのご感想をお寄せ下さいました。
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今回、フルオーダーでスーツをつくりましたが、
フルオーダーの際に決めなければならない項目があり、
自分では決められそうにない項目ばかりでしたので、
決めていただけたのは助かりました。
自分では決められない理由
・ファッション用語が分からない。
・形や丈など部分的に好みがあったとしても、全体的な
バランスやスタイリングの方向性に合っているかが分からない。
・形や丈など、そもそもどうするのがよいか分からない。
金銭面に関しても、こちらの予算内でスタイリングの提案を
してくださったので、予算内で収まりました。
作ったスーツを着てみると見た目がきれいで明るく見え、今まで
着ていたスーツとシャツのだらしなさが気になるようになりました。
「着回しコーディネートブック」を見た後で気づいたことですが、
ジャケットの丈を短めにしてスーツを作っていただいており、
クールビズでもスーツのジャケットが使えることが分かりました。
カジュアルのブルーのシャツは、何人かが「そのシャツいいね」と言ってくれました。
また、今回のカジュアルコーディネートは、人にあったかい印象も与えるようです。
カウンセリング時に、私は理想とする印象として
「穏やかさ、親しみやすさ、包容力」を選びました。
このスタイリングをしていただいたのも、
私の理想を考えてのことなのだろうな、と思いました。
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そういえば、弊社のスタイリングをお受け下さったお客様が
よくおっしゃることの一つに、
「後から気付いたんですが、あのアイテムを勧めてくれたのって
こういう理由だったんですね!」
とか
「あのときあのアイテムを勧めてくれたのは
こういう使い回しができるからなんだって、
1年経って気付くこともたくさんあります」
などのような
「後から提案の意味がわかりました」というご感想があります。
もちろん、ご試着をしていただきながら、その都度
全部のスタイリングの意味や、テクニックを説明するのも
一つのやり方だとは思いますが、
私は、いろいろな研修や講演などもご提供させて頂いた経験から
「人は、一度に経験として持ち帰れるのは2~3つ」
ということを実感として学んできました。
「あれもこれも」とお教えするのは
教える側の自己満足にしかならないことが多いのです。
ですから、お客様へのスタイリングの際にも
必要最低限のポイントだけを口頭でお伝えし、
それ以外のポイントは、着回しコーディネートブックや次回のスタイリングの際などに、
小分けにしてお伝えしてするように、スタイリストには指導しています。
こういったことが、
フォースタイルのスタイリングが
後から「あーーなるほど!」という発見が多い、といわれる所以なんだと思います。
一つのスタイリングが、後からかみしめる度に理由がわかる・・・。
するめのようなスタイリングを目指しています。(なんか格好悪い・・・)