先日の6月13日を持って、
おかげさまで株式会社フォースタイルは
5期目を迎えることができました。
フリーランスで起業した頃から比べると
パーソナルスタイリングのお客様は比較にならないほど増え、
NHK、テレビ東京、TOKYO-FMなどを初めとした
いろいろなメディアに取り上げていただき、
講演や執筆のお仕事の幅も広がり、
ほぼ、理想として描いていたとおりの成長をすることができています。
これも、支えて下さる全ての皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!!
5期目も、新たなプロジェクトが動き始めています。
ますます、成長できそうな予感がしています。
5年目になり、改めて思うことは
たかがファッション、
されどファッション
ということです。
3ヶ月前に大震災が起こり、ファッションというものは
あくまで生活が満たされた上でのプラスαなのだと
痛感しました。
これは当たり前のことながら、
ファッション業界にいると
わからなくなってしまいがちなことです。
「おしゃれであることが全て」
「おしゃれじゃなければ、意味がない!」
こういう仕事に関わっていると、
そう思い込んでしまう人が多いのです。
でも実際はどうでしょう?
おしゃれをしていなくても、十分、生きていけます。
ファッション的に「おしゃれ」とは決して言えない人の中にも
ビジネスが成功している人も、
異性からモテモテの人だってたくさんいます。
私はそういう人を目の前にして
「あなたもおしゃれしなきゃだめよ」
とは決して言えません。
「たかがファッション」なんです。
不要な人ももちろんいます。
でも、外見で損をしてしまっている人、
服装のせいで、知らず知らずのうちに自分の意に添わない
イメージを与えてしまっている人には
ファッションは、劇的に効きます。
特に、FacebookやTwitterがこれだけ流行っている今、
外見の重要性は以前にも増して、高まっています。
また、ファッションは、内面に影響します。
震災後、「気分を明るくしたい」と言って
お申し込みのお客様が急増したとき、
私は心底、この仕事をやっていてよかった、と感じました。
「されどファッション」。
単に体を覆う布以上の力をもった、何か。
この5期目の初頭に
「たかがファッション、されどファッション」
という言葉を持ち出したのは
服装の力を過信しないこと
スタイリストである自分の力を過信しないこと
あくまで、お客様のパフォーマンスを最大限引き出すために
スタイリングを用いるということ
これを改めて、徹底したかったのです。
「おしゃれじゃないとバカにされると思ってました」
うちに初めていらしたお客様が、
ほっとしたようにおっしゃることが多い一言です。
こういうことを思う人が少しでも減るように活動するのが
我々の役目だと思っています。
「おしゃれ至上主義」になりがちなスタイリスト業界にあって、
あくまで、
「人間至上主義」
を、今期も貫き続けること。
地味かもしれませんが、
これが私と弊社が今期も引き続き掲げる理念です。
今期もどうぞよろしくお願いいたします。